ここまで来たら、最後ということもあって、私がこれまで語らなかった自分の性癖を述べてみようかと思います。
これまでこのことについて書かなかったのは、別に隠していたからではなく、SMや脚フェチ・お尻フェチなどという私個人の嗜好だけでなく、社会的・個人的な道義に触れるかもしれないと考えていたからに他なりません。
私はふたなりフェチなのです。
ふたなり、両性具有、半陰陽、アンドロギュヌス、ハーマフロダイト、インターセックス、呼び方はいろいろとあります。
最近では第三の性なんて言い方もします。これに関しては批判もありますが。
私のその嗜好の起因が、どこにあったのかはよく覚えていません。
ただ、ずっと昔に読んだ少女マンガで、男の子として育った主人公が、第二性徴期に入ったときに遺伝子学上少女であり、手術で女の子になるという話にときめいた記憶があります。
その後、男性が薬や放射能の影響で女性になるという類の作品にひどく憧れました。
別に美少年が好きなわけではありませんが、少年から美少女へというメタモルフォーゼが、私を萌えさせたようです。
半陰陽・インターセックスといってもタイプは様々です。
人間の基本は女性で、y遺伝子を持っていると胎児の段階で男の子へと分化していきます。
が、様々な要因で、遺伝子と表現体(体のつくり)が逆になる場合があるのです。
例えばインターセックスには下記のような症例があります。
クラインフェルター症候群の場合は、通常二つしかない染色体が三つ以上あるために表現体の交錯が起こります。
逆に、xのみの単一染色体しかない症例をターナー症候群といいます。
副腎性器症候群の場合、男性ホルモンの過剰分布により、女性の場合陰核の肥大や外陰部の陰嚢化などが起こり(ふたなりさんですね)、本当かどうかは知りませんが、レズビアンになる傾向が高いとも言われています。
非完全睾丸女性化症侯群は、女性として出生しますが、第二次性徴期以降に男性化が起こり、陰核肥大や声変わり、髭の発達などが見られるようになります(リングの貞子がこの設定ではなかったっけ?)。
ロキタンスキー症候群。遺伝子は女性ですが、子宮、卵管、膣などの欠損が見られます。
尿道下裂は尿道口が陰茎でなく、陰茎下部や陰嚢下部に位置し、陰茎が肥大した陰核に、陰嚢がヴァギナのように見えます。
半陰陽は擬似半陰陽(仮性半陰陽)と真性半陰陽に別れていますが、完全な男女両方の外性器・内性器を持つ真性半陰陽の事例は極端に少ないそうです。
通常、半陰陽といった場合は擬似半陰陽を指し、さらにそれが男性擬似半陰陽と女性擬似半陰陽に分けられます。
例えば、内性器として子宮や卵巣を持ちながら、外性器は男性のもの持っているなどのケースです。
彼女達は我々の認知しないところで存在し、悩み、苦しみ、日々を生きているのです。
さて、医学的な検知はさておき、私の嗜好としては、美女にして他は完全な女性の身体ながらペニスを持つという、ややファンタジックなシチュエーションに憧れるわけです。
どうやらこうした嗜好は私だけのものではなく、近年、同人誌会などではそうしたイラストをよく目にします。それをテーマにしたマンガ家さんのサイトもあります。
実際のところ、シチュエーション自体は神話の昔からありますし、インドには昔からヒジュラと呼ばれる半陰陽者の共同体がありましたし、17世紀のローマには男女両方の役目を果たす半陰陽者の売春者が集う洞窟が存在したそうです。
しかしながら、こうしたインターセックスの美女と知り合う機会など、現実にはあろうはずもありません。
当然の事ながら「私はインターセックスです」なんてカミング・アウトしている人はまずいないでしょう。まあ、有名な人が一人いるようですが・・・。
そこで自然と目がいくのが、人工的なアンドロギュヌスであるニュー・ハーフです。
以前はMr.レディなんて呼び方をしました。外国ではシーメイルといいます。
女性ホルモンの投与や豊胸手術で、身体を女性化させた男性達です。
東南アジアあたりでは、男の身体ではお金が稼げないので手術で女性化する人もいるそうですが、多くの人はいわゆる性同一障害を患っています。
身体は男性なのに脳は女性であるというケース、あるいはその逆です。
こうした人達の中には、自分が性同一障害であることをカミング・アウトしている方もたくさんいます。
そうした方々は、かつては水商売くらいしか職業がなかったようですが、現在は通常の職に就いている方も多く、国会議員をやっている方もいます。
実際、私がネットで知り合って、何度か電話で話した方は、カーショップに勤めています。
かつては国内では性転換手術は法的に規制されていましたが、現在では二人以上の医師の診断があれば手術も可能ですし、子ども・配偶者がいなければ戸籍の性別を書き換えることも出来ます。
ある性同一障害の男性は、普通の会社員をやっていますが、性転換手術を行うことを会社側に伝えてあり、手術後は女子トイレと女子更衣室の使用許可を申請したそうです。
ただ、性同一障害に対しては強い認識の違いが存在することも事実です。
医者によっては性同一障害という病気は存在せず、精神疾患であるという人もいますし、外性器を切り落とすという行為が、健康な四肢を切除したい衝動に駆られる精神障害に結びつくという人もいます。
性転換者の中には、のちに後悔して自殺した人もいます。
先の会社員の事例でも、女子社員からは女子更衣室使用に対して反発が起きたそうです。
また、インターセックスで悩みを抱える人の中には、世間一般から性同一障害者と同系列に見られることを極端に嫌う人も少なくありません。
「オカマ」という心ない一言で自殺した人がいることも事実です。
ふたなりフェチという嗜好の裏に、かくも微妙な問題が存在し、私一人の性癖ウンヌンを超越したテーマなため、今までは触れてこなかった話題です。
が、そのことも含めて自分の過去を振り切ろうと考えましたので、自分を見直す意味でも今回あえて記事にしてみようと考えたしだいです。
私はあらゆる事に偏見を持ちたくないと考えていますし、物事をなるべくありのままに受け取りたいと考えています。
大切なのは、何事においても本質を見極めることでしょう。
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